急斜面・急勾配工事におけるポリエチレン管のメリットと施工事例
急斜面・急勾配工事においてもポリエチレン管は使用されています。急斜面・急勾配といった過酷な状況にポリエチレン管は適しており、全国で採用されています。また、最短で原状回復が求められる災害復旧工事では施工性の良いポリエチレン管を使用することで、短期間での迅速な現場対応に貢献しています。
急斜面・急勾配工事の種類
災害復旧工事
豪雨等による災害で法面が崩落した現場における復旧工事の排水路としてポリエチレン管が使用されています。
地すべり防止工事
地すべり防止工事の山腹水路において、降雨による表面水ならびに地下水の排水を目的としてポリエチレン管が使用されています。
急斜面・急勾配工事に角型U字溝を使うメリット
1、施工性の良さ
他種のU字溝に比べ非常に軽く、小運搬及び布設作業が容易です。接続も特別な工具は不要で、現場での切断も簡単です。
2、複雑な地形に対応
部品はオーダーメイドで製造可能なため、地形に合わせた施工が可能です。平面エルボ、縦断エルボ、分岐等、あらゆる線形に対応可能です。
急斜面・急勾配工事の課題
重機の搬入が難しいため、軽量なものが求められる
ポリエチレン製の角型U字溝は300mmのサイズで21.5㎏(部材含む)と軽量なため、小運搬、施工性に優れます。
流速が速いため耐久性が必要
耐摩耗性が高いため、流速の速い急傾斜地での施工が可能です。また、耐候性、耐薬品性も備えているため、優れた耐久性を誇ります。また補強部材はすべてZAM(高耐食溶融めっき鋼板)製のため、優れた耐食性を発揮します。
現場打ちコンクリートは避けたい
ポリエチレン製の特性を生かし、角型U字溝と一体化した特殊桝で対応可能です。コンクリート製より軽量なため、工期短縮が可能です。
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まとめ
急斜面、急勾配工事では施工性、運搬性、地形変化に対応できる柔軟性が必要とされます。
ダイポリン角型U字溝はポリエチレン製の特性を生かし、高い施工性と耐久性が求められる全国の現場で使用いただいております。