ポリエチレン管を使った河川工事における施工のポイントや注意点
河川環境の保全・整備などのために河川で行われる工事でもポリエチレン管は活躍しています。
洪水を防ぐための築堤工事、護岸工事、河道掘削工事、放水路開削工事などの河川工事においては既存河川の水の仮設排水管の整備や仮設道路の設置が重要となります。
ポリエチレン管は軽量性や長尺製品といった特徴から河川工事に適した管材です。また、河川の施工時の注意点をまとめましたので。ポリエチレン管を使った河川工事をご参考にご覧ください。
河川工事におけるポリエチレン管の用途
河川内での水路切回し
河川の護岸を工事する際に、流れている河川を一時的に工事対岸に集約し、流下させる必要があります。その時の切り回し管としてご使用頂いております。
工事用車両を通行させる為の通水管
工事用車両の搬入出や土砂搬出車両の往来等で、河川を横断する場合があります。その際に、横断する工事用道路下に管を配置(場合によっては並列に配置)し、河川の流れを阻害させる事なく、工事用車両を通行出来るようにします。
河川工事におけるよくある課題
ポリエチレン管は以下のような様々な課題に対しても強みを発揮します。
大流量の水替え工事を短期間で施工したい
流量の多い河川の水替え工事の場合、大量の水を効率的に処理する必要があり、工事規模や工期といった課題が発生します。ダイポリン製品は最大口径Ø3000mmまで販売しており、大流量の水替え工事でも安全かつ効率的に施工することが可能です。また、軽量で柔軟性が高いため、施工のスピードを早めることができ、現場の条件に応じた柔軟な対応が可能です。
河川の線形に合わせた柔軟な管路を構成したい
継手一体式の管は継手部である程度の角度付けができるので湾曲配管が可能です。曲げ角度が大きい場合は、エルボを用いて頂き、線形に併せた配管を実現できます。
トラックや大型車両が頻繁に通るため、外圧に強い仮設道路構築必要
配管時に必要な最低土被りや管離隔を取って頂く事で、作業重機の往来に耐える強靭な仮設水路を構築できます。
災害復旧対応に迅速に対応したい
弊社工場では最大φ1500mmまでの製品を在庫しているので、突発的な増水や緊急を要する災害復旧にも迅速に対応が可能です。
ポリエチレン管の使用メリット
1、他種管と比べ軽量
他管種と比べても軽量なので、布設機械の小型化が可能であり、全体的なコストダウンが図れます。軽量性は構造物として基礎工の軽減を図り、軟弱地盤においても優れた性能を発揮します。
重量比較グラフ(φ1000)

2、製品長が長い
製品長が4~5mと長い為、計画の施工延長を短時間で配管する事ができます。
3、接続が簡単
管と管の接続方法は口径によって、ねじ込み式・さし込み式(スリップオン式)・継手式の3種類ありますが、いづれの接続方法も特別な用具は必要とせず、簡単に接続できます。
施工上の注意点
並列配管時の管離隔
ポリエチレン管を並列配管する場合は、管と管をくっつけず、下図に記した間隔を取り中間土砂を入れ、十分に締め固める必要があります。

資料ダウンロード
まとめ
高密度ポリエチレン管は軽量で接続が簡単なので効率よく作業が行え、工事費削減・工期短縮を図ることができます。耐久性にも優れた確かな排水能力で安心な河川工事を行えます。
ご不明な点がございましたら、鳥居化成にご質問ください。
【施工事例】河川切り回し <さし込み式ダブルプレスト管Ø1000>

河川工事時の仮設切り回し管としてさし込み式ダブルプレスト管を使用した事例です。
【施工事例】仮設排水管〈独立山ダブルプレスト管Ø1500〉

既設排水路の拡幅に伴う、一時的な水路切回し用途にて
独立山ダブルプレスト管を使用した事例です。
【施工事例】河川仮排水 <ダイポリンハウエルφ2000>
4.jpg)
堤防改修工事の仮排水管としてダイポリンハウエル管を使用した事例です。
狭小な河川内での水路切回しが困難な為、一時的に堤防外に切回を行いました。
【施工事例】仮設道路横断管 〈ハウエル管Ø1650〉

仮設道路の横断管としてダイポリンハウエル管を使用した事例です。
河川にハウエル管を並列で布設した後、盛土をして仮設道路を設置しました。
